竹島、尖閣諸島。
領土の問題が、ランの自生地中国との関係が悪化している。
ここで俄に出てきた言葉がある。
「実効支配」。

この言葉とランの関係を考察する。
そうするとランの本当の姿が見えて来る。
つまり、ラン科植物26000を「実行支配」しているのは「ラン菌」である!
ラン菌が生息していない場所に、ランの種子が舞い落ちても、一個も発芽できないからである。
ランの種子はどう頑張っても自分の力では芽生えることが出来ない哀しい宿命を背負い生まれてきた。
胚乳を持たない種子は・・・ラン菌に支配されている!
なぜ、ランはこのような進化をしたのだろうか????。
ボルネオ島の熱帯雨林はランの宝庫であるという。
ラン関係者は、ランが熱帯雨林の王者のように溺愛してやまないが、
本当の王者は・・・・ラン菌、材木腐朽菌菌である。
植物進化の頂点にあるランが、このことを知らないわけはない。

植物で最も狡猾なのがランである!
材木腐朽菌という菌は植物が生息するところ、必ず、そこに居る菌であることを利用した。
地球から植物が絶滅すれば別だが、植物があれば、必ず枯れ葉、植物死骸が生まれる。
コケも枯れれば・・・セルロースとリグニンの死骸が残る。
こけの死骸にも材木腐朽菌は生息する!
多くのランの自生地にコケがあるのは・・・そういう仕組みがあるからである!
枯れ葉があれば・・・必ず材木腐朽菌が作る「糖」がある。
これを利用すれば「胚乳」を削除できる。
種子から胚乳を削除すれば軽くなるから・・・遠くまで新天地を探すことが可能になる。
乏しい光合成の澱粉を種子に分割する必要は無くなった。
この澱粉を翌年のリードの生育に廻せば・・・・生命を持続できる。
この成株でも・・・菌根にすれば・・・・枯れ葉の糖を利用できる。
こういう狡猾の究極が「腐生ラン」である。
自分では光合成もしない!

しかし、ほんとに大切で重要なものは目に見えないところにある。
普通の人は・・・目に見えるものしか見えない!
だから・・・自生地に行っても・・・・目に見えない「ラン菌」などに目が行かない。
変種、新種・・・・を目で追う。
本当の「実行支配者」は「ラン菌」なのに、それを見落とす。
プラントハンターの生業は・・・・異郷の地のラン愛好家である。
ラン愛好家は目に見える花に見入る。
ラン愛好家にはラン科植物26000の実行支配者が「ラン菌」であることが見えない。
植物分類学の図鑑には・・・・実行支配者の写真は掲載されない。
そういうことで、ラン菌生息用土の開発は遅れに遅れた。
そういう根本を削除した栽培法・・・・水ゴケ、バーク、軽石、杉皮、ヤシ繊維、もみがら・・・
ありとあらゆるものを・・・検索し・・どうにか使えるものを使用してきた。
しかし、根本は解決しない。
「実行支配者」を削除しているからである。

竹島。
ここには「竹島百合」が自生している。
なぜ自生することができるのか。・・・・あんな海の中の小さな孤島で???
竹島にも枯れ落ち葉がある!
竹島にも材木腐朽菌が実行支配者となって炭素循環を構築しているからである。

そこで、私たちのラン栽培温室を見てみよう。
この温室の実行支配者は・・・あなたである。
全部・・・カネ出して買い集めたものだから!
温室、鉢内には枯れ落ち葉はない、材木腐朽菌はいない。
したがって自生地のような炭素循環はない。
実行支配者が人間。
だから・・・・俺が・・・カトレアを「咲かせた」という言葉になる!
とんでもない「勘違い」。

ランは全てラン菌の支配下で生きる植物である。
だから自生地では肥料など必要ない。

現在のラン栽培は、肥料支配のラン栽培である。
だから、ランは難しい。
多くの人がランから去っていったのは、ラン界に大きな勘違いがあったからである。
原種の渉猟より・・・自生地の生態系の勉強が重要であろう。
ラン菌を削除したままで、原種を次々に食いつぶす愛好というのは、
ただの原種渉猟でしかない。
全て食いつぶしたとき・・・・その後、何を愛し、商売するのであろうか。

種では、先が見えるではないか?
原種そのものを・・・人間は、バイテクでは作れない

そういうことを考えると、この先何年、原種で・・・食べて行けるのか????
渉猟の愛好に・・・・運命的な出会いの愛好というのが・・・あるのか、どうなのか。

ンの真の実行支配はラン菌が行っていることを忘れてはならない。
ランの本当の愛好は、ここから・・・・。


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kouza 1db

 ランを支配しているのはラン菌である!
      
        
 このことを忘れてはならない。
         最も大切なことである